1950年東京生まれ。漆芸家だった父・春二に学び、同じ道を志す。東京藝術大学大学院(漆芸専攻)修了。在学中より開始した創作活動と共に漆工文化財の保存活動も行い、漆・蒔絵の美と素晴らしさを伝えるべく、国内外への出展、講演活動も積極的に行っている。日本伝統工芸展にて東京都知事賞など受賞多数。2008年、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)、2024年に選定保存技術「漆工品修理」保持者に認定。著書に『漆の文化』(角川選書、2002年)、『Maki-e Urushi 室瀬和美作品集』(新潮社図書編集室、2014年)、『漆と伝統』(白船社、2024年)。