箸の彫刻に挑戦しました!村上小4年生、伝統学習の仕上げ回
- no-tsurumaki
- 7月24日
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更新日:7月25日
地元・村上市の伝統的工芸品「村上木彫堆朱」について学習を進めてきた、村上小4年の児童たち。学習の仕上げとなる7月下旬の授業では、保護者も参加して彫刻の体験をしました。
専用の彫刻刀「裏白(うらじろ)」を使って、木製の箸に文様を彫っていきます。工房見学で見た熟練の職人さんたちのように、手早く上手に彫れるかな?





体験授業を終えた佐藤絵瑠(さとう・える)さんは「工房を見学した時、プロの皆さんがきれいな手つきで彫っているなあと思いました。自分でやってみると、木が硬くて難しかったです。完成した箸は、使ったり飾ったりして大事にしたいです」と話してくれました。
早福陽向太(そうふく・ひなた)さんは「最初は難しかったけど、コツをつかんだら上手に彫ることができました。授業で勉強したことをまとめて、村上木彫堆朱の魅力を伝えるための新聞をつくりたい。(堆朱を)日本中のみんなに買ってほしいです」と笑顔を見せてくれました。
教室前の廊下には、子どもたちが自作した「壁新聞」が張られていました。漆を塗り重ねることで道具の強度が高まることや、村上木彫堆朱の特徴である「つや消し仕上げ」は使い込むほど艶やかに味わいが増すことー。授業で学んだことを分かりやすくまとめて紹介してくれていました。

子どもたちが彫刻した箸は、村上木彫堆朱の職人さんたちが漆を塗るなどの仕上げをしてくれるそう。秋頃に仕上がって、児童たちの手元に届く予定です。
自分で彫った世界に一つだけの箸。完成が楽しみですね!
村上小4年生による「村上木彫堆朱授業」過去記事はこちら↓