企画展「にいがた てしごと ものづくり」
- no-tsurumaki
- 4月21日
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6月8日まで、新潟市歴史博物館みなとぴあ
新潟の風土に根ざし、受け継がれてきた「てしごと」と「ものづくり」。人々の暮らしとの関わりから新潟の魅力を見つめ直す企画展「にいがた てしごと ものづくり」(会期:4月12日~6月8日)が、新潟市歴史博物館みなとぴあで開かれています。

文化と技術を受け継ぐ人びと
日々技術が進化する一方で、かつての生活技術は失われつつあります。「記録し、受け継ぎ、伝えていくことが博物館の使命」ー。企画展は、学芸員のこうした思いから生まれました。
第1部のテーマは「目の前のてしごと・ものづくり ー現在ー」。新潟の漆器や下駄、仏壇、葛塚・亀田・小須戸の縞織物、白根の絞り染めなど、新潟で生まれた「てしごと・ものづくり」を受け継いできた人びとの取り組みを紹介しています。
技術と文化を受け継ぐ職人たちの取り組みを紹介するパネルや関係資料が並ぶ展示コーナー

新潟の暮らしを支えた「かつての道具」たち
第2部は「かつてのてしごと・ものづくり ー 昔ー」をテーマに、日常生活で使われてきた道具を紹介しています。竹製の衣装かごに弁当箱、農作業や魚取りの道具、木製の桶などが壁一面にずらりと並びます。
学芸員の森行人さんは「『作り手の視点』をイメージしながら形の面白さや素材の質感などを観察すると、発見があると思います」と話していました。

野良着や織機、亀田縞の縞見本帳など縞織物の関連資料も展示

企画展「にいがた てしごと ものづくり」
会期/4月12日(土)~6月8日(日)午前9時30分~午後5時
休館日/毎週月曜(4月28日、5月5日は開館)、5月7日(水)
会場/新潟市歴史博物館(新潟市中央区柳島町2-10)
観覧料/一般:500円、高校・大学生:300円、小・中学生:200円
※小・中学生は土日、祝日無料
主催:新潟市歴史博物館 共催:新潟日報社
協力:うるし工芸井村・岡田蠟燭店・葛塚縞手織りの会・サークルしろね絞り・タクミクラフト・新潟仏壇組合(小川屋佛壇店・田中金具店・友坂佛壇店・羽賀佛壇店・林佛壇店)・和装履物 小林履物店/小林桐材工場