2023年度は農業を通年テーマに展開している 「新潟日報みらい大学」。
サマーセッション2023では 県内の親子が枝豆の収穫体験にチャレンジしました。
Farmer’s kitchen BLACK BIRDは行列のできる人気店。月1回のマルシェも近隣から大勢の人が訪れる
「新潟日報みらい大学」は「にいがた 農の未来」をキーワードに、多彩な講座を展開していきます。7月9日のサマーセッション2023はセコム上信越(株)との連携で新潟市西区黒鳥の枝豆農園を舞台に、親子で枝豆収穫体験を行いました。
同区は半世紀ほど前から枝豆の生産が盛んに行われており、新品種への取り組みや技術の向上に余念のない生産者が活躍しています。農園とFarmer’s kitchen BLACK BIRDを運営する本間博明さんは「作物を作り、商品を作り、サービスを提供することすべてが私たちの考える農業。今日は収穫するだけではなく、私たち生産者と触れ合ってください」とあいさつ。畑ではスタッフのアドバイスを受けながら、親子で枝豆の収穫と豆もぎ体験をしました。
その後は併設のカフェで塩ゆでした枝豆、ずんだクリームあんぱん、枝豆シェイクをおいしくいただきました。「パンとシェイクに使っている枝豆は、今日みなさんが収穫したものと同じ『新潟系14号』という品種。パンの小麦も私たちが育てました」と本間さん。窓の向こうに広がる田園を眺めたり、別業種から就農したスタッフの話に耳を傾けたりと楽しい試食タイムとなりました。
セコム上信越の霜鳥浩二常務取締役は「自分たちが収穫したものを口にする貴重な体験。参加した子どもたちは新潟のいいところをたくさん発見できたのではないでしょうか」とにっこり。本間さんは「こうした体験を通し、将来は農家を目指す子が1人でも増えますように」と語りました。
スタッフから「根元を持って横に引っ張って」とアドバイスをもらいながら親子の共同作業
ぬかるむ畑に入り枝豆を収穫。
みんなで味わった枝豆づくしの軽食
株式会社 黒鳥枝豆研究所 代表取締役社長
本間 博明さん
枝豆がどのようにできるのか、収穫方法などを教えていただき、勉強になりました。(長谷川さん 新潟市江南区)
普段よく食べている食べ物がどのように生産、収穫されているのかを実際に目で見て体験することができたことは子どもにとってとても良い経験になりました。 (前田さん 新潟市北区)
新しい農業のかたちや、若い方が農業に興味をもてるような働きかけをしていく事の大切さを知ることができました。(小菅さん 新潟市西蒲区)